『ハートせつなく』・・・山田さん・ヒロシさん・今泉さん・うめざわさんのバンド
仕事柄、小説を読む時はシビアになる。
本屋に行っても、本を手に取るまでいかないことが多い中で、
この山田さんの本、
一気に読了してしまった。
156ページから157ページのくだりは、涙があふれて
ティッシュを探してうろうろしてしまった。
まず、本を読んでめったに泣くことがない。
仕事柄 スレてしまっているはずなのに。
いつだったか、だい~ぶ前に
『一杯のかけそば』という本が、日本中の善男善女の涙を誘ったことがあった。
あれ、確か映画にもなったんだよね~。
私は書籍化される前に、何かで読んで
「へ?なにこれ?」と鼻でせせら笑った過去がある。
何、みんなで泣かされてるのさ~こんなインチキ(笑)
まもなく著者のさまざまな「裏側」が暴露され、潮が引くように
消えていった「名作」だった・・・。
夫に鼻をかみながら泣いてるところを見られ、
「いつここの山田さんの本・・・じんときたよ・・」
夫いわく
「そうか!そういうのがいい本なんだ」
そうなんだよな~~いい本だ。
実はワタクシ、
以前ブログで紹介していた『陰日向に咲く』読了しておりませんでした(汗)
最初の章だけ読んで、あとはゆっくり読もうと本棚に・・・
映画も本も、ぐいぐい引き込まれる勢いというものがないと、
無駄に体力・視力が消耗されないようになっています、もう。
好きなものを。心のままに。
読み終えて、涙も流してスッキリして
CDの棚から「BREAK OUT」を取り出して聴いた。
ヒロシさんと山田さんは、深い絆がある。
登場人物のキャラのそこかしこに、ヒロシさんの影が見え隠れしている・・・
山田さんの、限りないやさしさと包容力は希有のものだ。
ヒロシさんのかつてのファンから
イタオバと揶揄されても
「心に溢れる感情があるなら 心のままに 自分の道を」
求める私でいたいと思った。