春菊のサラダ(カリカリベーコンをトッピング)
「先生って、感情を入れて話すからおもしろい。」
今日、女子生徒がそう言った。
??じゃ、他の教員は感情入れてしゃべってないのかな?
わからないものだ。
受け手に伝わっていないと、コミュニケーションが成立しない、
私なりの工夫をするので、生徒がそう感じたのかな。
佐藤雅彦氏の教材を今読んでるところなんだけど、
彼の文章、おもしろいの。
佐藤さんって、もと、電通マン。
今は慶応大学の教授。
「ピタゴラスイッチ」を制作したり
「だんご3兄弟」を手がけたり、
ヒロシさんの大親友の、「いつもここから」の山田さんと組んで
「やまだ眼」という共著もだしてる、メディアクリエーター。
で、彼のCMロケハンでブタペストに行ったとき、
くたくたになって、連れていかれた山奥のレストランで、
「赤ワインの発酵スープ」飲まされて、あまりのまずさに
ブーイングしたら、
ある女性スタッフが、
「この土地ではこれを、おいしいとする?」と仮定して
もう一度スプーンですくってみたら「NNN.何?!おいしい!」
ってなった、不思議な体験したこと。
新しい体験を受け入れることで、価値観が変わるってことを
言ってて、
仮定が創造の原点なんだって結論づけてた。
で、それをみんなで一読したあと、
同じ体験があるかどうか、生徒に発問したら
「納豆」と答えた女子がいた。
みんなにおいしいおいしいって言われて、仮定したら
納豆がおいしくなった(笑)って。
私もあるな~。
子どもの時の「コカコーラ」「チーズ」
カルチャーショックだったね、あの味覚は。
昔の日本にない味だったからね。
でも今は、チーズ大好きだし(W)
生徒って視点を変えることが苦手。
「指示」されることに慣れきってるから、仮定が創造を産むって
わからないんだ。
現実世界に、ジグゾーパズルの1つのピースみたいに
自分がはまってるとする「思いこみ」から、
ちょっと発想を変えれば、あらゆる現実は自分が創るんだって
気づけないみたいなんだ。
「だってそうでしょ?
夜遅くまで、なんで部活でランニングしてるの?みんな。
明日の自分を創るためにでしょ?」
ようやく数人の子が、うなづきだした。
16,7歳で、もう、すでに頭がカチカチに固まってるんだ。
柔軟な脳の回路を忘れてしまった子ども達を
我々がつくってしまったのかもしれない・・・。