男女雇用機会均等法
帰りがけに玄関で一緒になった同僚の女性、
小さい子どもさんがいて、これから車で帰ると夜8時過ぎ。
「子ども達のごはんは?」
「ええ、お腹空かせて待っています。・・・」
ご飯の支度をして食べるのが9時くらい?
小さい子には、きつい日常だ。
「管理職に、 早めの異動をお願いしたら?」
「う~~ん・・・みんな通勤してるから・・って」
かんばしい返事ではないらしい。
以前なら、出産後に復職した場合、
子育てしやすいように
分掌の配慮も、周りのあたたかなサポートもあったが、
今は当たり前のように、クラス担任をさせられる。
過酷な労働状況の中で、男女の性差なく
均等に平等に・・・。
時間外勤務で夜8時、9時になる小中学教員も多い。
実家の近所の幼稚園では、遅くまで待たされてるの
教員の子どもがほとんどだそうだ。
これが、男女雇用機会均等法の現実だ。
「たまにこうして、声をかけてくださると、
なんだか・・・いやされます・・」と彼女。
「や~~(笑)もっと時間があればね~、
今度、なんか甘いものでも一緒に、ね?」
笑いながら、肩を抱き合って別れた。
車のライトが霧に にじんだ。