出版記念パーティー
昨日は、
父の先輩の遺歌集の出版を祝う会及び著者をしのぶ会に
出席し、父のサポートをしました。
娘さんもお母様も昔からの知り合いで、
お父様がご逝去されて10年、今まで保存していた1万4千首
の美しい和綴じの短歌集をまとめて、
一冊の本として、出版なさったのです。
準備に相当な時間と労力を費やされたそうで、
大変なご苦労だったろうと感じました。
ウチの父は発起人として、司会進行も任され、
81歳なのにずっと立ち続けました。よく頑張ったと思います。
短歌も実に深くすばらしく、地元の新聞でも書評が大きく掲載
されていました。
人がこの世にいなくても、その人の魂は文字として残される。
遺歌集の中から一首
この世にて 選びぬかれし
素晴らしき 人らに
逢へしを 宝となしつ
逸見 晟 遺歌集『遠き潮騒』より
かつて
寺山修司氏と作品を競い合ったそうです。
かたや中央に進出し、かたや市井の人として
人生を全うなさった。
どちらの生き方もその人らしい
宝を、大切になさったのです。合掌。