「大人のドリル」より
効率向上のための教育、
つまり入試に受かるために、
国の競争力を増すために、
デジタル教科書は有効と
10年後には確実に教育現場が変化していくそうだ。
ソフトバンクやマイクロソフト、NTTドコモ、NEC、
ソニー、アップルなどIT系企業のほか、
出版社や新聞社、広告会社やシンクタンクまで
幅広い業種の協議会が推進している。
確かに、膨大な知識量に対応するのに
自分で時間をかけて調べなくても
簡単に動画再生機能で知識が得られる
デジタル教科書は便利だ。
が、
「無駄な時間」や
調べたり書いたりするプロセスの中にこそ、
実は大切なものがあるということを
気づいてほしい。
なんでもかんでも数値化できると思ったら大間違い。
人の心の奥深さや、想像力、
考えること、感じることは、数値化できないもの。
デジタル化によって
医師は、電子カルテのみ見て、患者を見なくなり、
教員は、成績データ処理や文書処理に追われ、
生徒と向き合う時間が
確実に減少しているという現実も
否定できない。
もう、戻れないのかな。