最上階まで水につかった県立高田高校（写真：池谷 和浩氏）
（記事引用はじめ）
水たまりの向こうの山側に、3階建ての公共施設らしい建物を見つけた。
岩手県立高田高校だ。最上階まで冠水している。
ここでは被災直後に約100人の生存が確認され、その後救出された。
津波が襲った時、学校は授業中だったはずだ。
被災前に何人が学校内にいたのかは、わからない。
（引用終わり）
今朝、岩手県のＹ先生から電話をいただきました。
毎日、ご自分の車で救援物資を運んでいらっしゃる女性教員です。
岩手県立高田高等学校（特に野球が強いので有名）が壊滅状態で、
生徒も教員も被災され、亡くなられた方や行方不明の方が多い学校です。
学校も、この写真でわかるように、全く使用できる状態ではなく、
物資、教材類も図書も皆無。辞書類を一冊でもと物資を運ばれているそうです。
ガソリン不足の中で、救援物資を運び続けることのご苦労ははかり知れません。
せめて
義援金だけでもお送りさせていただきたく思います。
前回は、日本赤十字に振り込みましたが
今回は、いただいた餞別すべてを、岩手県高等学校教職員組合に振り込みさせて
いただくことにしました。
特化して、この高田高校の復興につかっていただきたいです。
Ｙ先生は、岩手の復興には３０年以上の気の遠くなるような月日がかかると
おっしゃっていました。
でも、東北人の「粘り強さ」で（耐えられる所に天災がきたと考えるしかありません）
必ず復興させてみせます！ とＦＡＸにも書かれていらっしゃいました。
それほどの大被災は、今まで聞いたことがありません。
このブログをお読み下さっている方にもお願いです。
ご支援よろしくお願い申しあげます。
振込先
・〈岩手銀行〉本店 普 癲ィ娃苅牽娃隠牽
・〈東北労働金庫〉盛岡支店 普 癲。毅僑隠沓苅隠
どちらも 名義 口座名→岩手県高等学校教職員組合 執行委員長 上田 高
支援物資も届けているそうです。
米、毛布、水、未使用の肌着、防寒具、普段着、日用品、ミルク、スリッパ、サンダルなど。
（可能な限り、品物別に分けてください）
現在、緊急に必要な避難所、宮古北高校、高田高校、大槌高校、山田高校に
心ある教員が直接物資を届けています。
詳細は、
ＴＥＬ ０１９－６２４ー５２２７～５２２９
ＦＡＸ ０１９－６５３ー２２８５～２２８６
Ｅmail iwako@jtu-iwako.jp
追記：こういうときにこそ、政治家の活躍が見えればいいのですが、
地元の陸前高田市民主党衆院議員（被災者）の話では、
菅首相が２１日に予定していた被災地視察を悪天候を理由に中止したことについても
「現場をどうしようという思いがない人が政治をしている。
被災地で政治の顔が見えない」と訴えたそうで・・・残念なことです。
菅さんって、もともとは「草の根運動」をなさってた方なのに。
結局は、心ある人と人とのつながりで、助け合っていかなくてはなりません。
私も微力ながらできることを協力させて頂こうと思います。
