トゲクリガニ
夕食は、カレイの煮付け・シチュー・フルーツ多種
友人が、仏前にお供えものを持ってきて下さった。
生前の夫とも顔見知りであった友人なので、ありがたいことです。
実家に一緒に行き、陸奥湾で獲れたトゲクリガニと
父の手作りの、カレイの煮付けを鍋ごともらって
家で二人で夕食会♪
話が弾んで弾んで、10時くらいに散会。
とても愉しかった。
友人のお兄様が仙台在住で被災した話をうかがった。
なんと!
伊集院静さん宅と同じ町内会で、
みんな避難所に集まった時に、伊集院氏いわく、
「わたしは、阪神大震災を体験しているので、あえて言わせて下さい。
第1に、
靴下は2枚重ねて履く。
第2に、
食器などの破損したものは片付けないで、ダンボール箱に入れて
余震に備えてその箱を食器棚の下に置くと良い。
第3に、
「忍耐あるのみ」
そして、良かったら置いて下さいと謙虚な物腰で
町内会の書棚に何冊も御著書を置いて下さった、など。
リアルなお話の中に、伊集院氏のお人柄がかいま見えて
ますますフアンになりました。
お兄様はこんなお話もなさったそうです。
“鏈劼靴辛廚、行方不明の妻の遺体を確認なさって
荼毘に付し、お葬式をとりおこなっている最中、
妻が戻ってきたそうで、
参列なさった方々は、一瞬@幽霊@かと思ったと。
じゃ、荼毘に付された方は・・・いったいどなた?
△じいさんが、家でくつろいでいたときに被災。
飼い犬をとっさに抱え、家の屋根に逃避しようとしたが、
犬小屋でおびえて動かなかった犬は、波にのまれてしまった。
津波が引いて、家族と再会を喜んだのもつかのま、
孫達に「なぜ、犬を置いて自分だけ逃げたのか!」と詰問され
完全に自分の命より犬の命の重さを思い知ったという話。
友人曰く、
お兄さんは、大震災を機に人生観が完全に変わったと。
そういう方、多いんじゃないかしら、と思い知った次第です。
友人とは幼なじみの間柄で、
本音トークができる希有な存在です。
金山焼の素晴らしい器もいただきました。
釉薬を一切使わずに、1300度の高温でじっくりと焼きあげて
固める「焼き締め」の手法で、
深みのある独特の風合いをそなえた焼き物です。
後日、画像で紹介します。
嬉しかった~♪