新採用の教員研修って、年に20回くらいあるんだけど、
県に研修に行って、マニュアルなスキルを仕込むよりも
もっと肝心なことは、職場での円滑なコミュニケーションだ。
もうすぐクラス担任として手腕を発揮しなくてはならない国立大院卒の30歳男。
何度注意しても、基本的な「ホウレンソウ」を円滑にできないでいる。
あと電話の応対も、ね。
オベンキョーばかりで、常識的なビジネスマナーを習得しないまま
大人になったようだ。
今日
大事な伝達を頼まれていたのに、上司に伝えないまま帰宅しようとしたものだから、
「ちょっと待って!」 「そこに座って・・・」
と、はじめてしまった。
同じミスは今に始まったことではない。 何度目か。
スルーしてこちらに指摘されると 「・・・あ、忘れていました」 だものだから。
今回もそう。 過失を過失として真摯に受けとめていない。
あっけらかんとしている。 何かが欠落している感じ。
「すぐに伝えないと、全体の迷惑になることだから・・・」とあれほど念を押したのに。
人をおちょくってんのか、オラ!と内心苛立ちながら
なぜ、ダメなのか念入りに説明をした。 (こんなのばっかり増えている)
教員は「人間力」が大事なのだ。
学力重視で採用する側に問題がある。
何年もがんばって臨時講師をしている人を、
人物評価も含めて、優先的に採用すべきだと思う。
真剣に生徒と向き合っている臨講の現場の姿をみてほしい。
県教委に望むことはこれだ。
コミュニケーションツールに長けている人ほど、コミュニケーションが下手だという典型。
彼をみていると、残念で、つくづくため息が出る。
もう、彼の分もおかずを作ってくる気がしなくなった。
彼のあだな、「メテオ」←meteo(隕石)のこと。
生徒ってすごい。
頭形がそうだってだけじゃなく、「頑なな心」のあり方まで見抜いている。
廊下で男子生徒数人に囲まれて、変に絡まれて遊ばれている様子が異様だ。
「絡みたい」 「いじりたい」 と 男子たち。
女子達との距離は はるかに遠い。 冷たいんだと。
本人がどう対処するかで、今後の教員生活が決まる過渡期なんだろうけれど。
今のままでは、かなり厳しい。
老婆心。
私も新採用の頃、まわりに心配かけていたんだろう。
でもね~もう少し、先輩に相談してたし、ちゃんと忠告を聞けたと思うよ。
馴染むって、大事なことだ。 気遣いも。
どの職場でも
孤立したら、やっていられなくなる。 そのへんのところ気づいてもらいたい。
「うっせーオバだな・・・」で 軽く流さないでほしいと思うよ。