父は鰻が大好きです。
土用の丑の日は、まだ先なのに、
もう3回くらい「鰻」という言葉が父から出ましたので、
フライングして今夜の出番と相成りました。
肝吸い付きです。
さすがに完食は無理で、半分は明日チンして、ということで。
私もお弁当に持っていきます。
浜名湖から直送、蒸してからじっくり焼くという行程は、地元じゃやっていない。
職場のある城下町のお寿司屋さんならでは。
だから「臭み」がない、ふっくらとした品の良さ。お店の自慢なんです。
勤務後にお店に立ち寄り、そのまま運びました。
ここのところ、小川原湖産の天然鰻は、ガタ減りで、もう口にできません。
できたところで、貧相なお姿になってしまって、食べてもあまりうれしくない。
イカも昔のようには収穫できません。値段も高騰しています。
原因は潮流の変化や温度のせいということらしいのですが、
隣国の？大仕掛けの底引き網のせいだという見方もあり・・・。
天然鰻も、同様に知らない闇の彼方からどこぞの国の人が・・・という巷の噂も
ありやなしや。
浜名湖さん、美味しくいただきました。感謝。
私に言われるまで、父は中国産の、ぐにゅとした皮で嚙み切れないかば焼きを
スーパー特売で買ってくる人でした。 濃いタレでごまかしてるアレね。
あれは・・・こういう行程で・・・こういう薬品投入で・・・という資料を提示しながら
説明したら、ようやく買って来なくなり。
今は、年一度か二度の国産鰻を待ちかねている次第なのです。
