narinattaのスイートプラン

気ままなライフ日記

夏の俳句

グランドの太き白線夏はじめ ☆☆☆

囀りにつつまれながら朝ごはん ☆☆☆

友達の呼び合ふ声や夏帽子 ☆

手を振りて南へ征きし夏帽子

夏帽子旅をすみかとせし芭蕉

夜濯ぎの髪をするりとほどきけり

梅雨茸や人を謗れば謗らるる  ☆☆☆☆☆

あてもなく旅の鞄を買ふ西日  ☆☆☆

花のごと洗膾(あらい)となりて皿の上


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『季節の営みのまことに律儀なことは、ときにこの世で唯一信頼に足るもののように思える』

………『家守奇譚』(梨木香歩著/新潮社刊)の主人公の言葉です。