🔷 青森市へ
恒例の生徒の作品審査会のために、青森に出張しました。秋の爽やかな風を感じながら「みちのくトンネル」を抜けると、青森市の山並みが秋の様相を呈しています。晴天のドライブは心弾みます。父にはお弁当を作ってきました。
この他に、一口カレーとフルーツを別添で(^^♪
全部で700点以上の作品を審査して、明るいうちに戻って来ようと青森市を出発しましたが、以前から気になっていた十和田湖近くの田代平湿原の「風車」の乱立を観たいと思い、八甲田山の山越えをしてきました。途中で道に迷ってしまって💦カーナビでも迷うのよワタクシ。やや風景が暗くなり、十和田八幡平国立公園の豊かなブナの原生林が、覆いかぶさってくる怖さ。狐狸やクマが出そうな砂利道になったの。八甲田ホテルの奥の道で。急いでUターンして国道に戻りました(゚Д゚;)
昏くならないうちに、と焦る気持ちで車を走らせ、ついに田代平湿原を通る茶屋の前から、風力発電の「風車」が現れました。風が強く吹き、勢いよくブンブン回転する風車。観光地の景観をぶち壊すような乱立ぶり。いったい誰が許可したの?
国立公園内ではないので、法律に抵触はしないのでしょうが、地元民には田代平湿原も込々で十和田湖の自然美なのに。さらに驚くのは、直下の牧草地で、たくさんの黒毛和牛が草を食んでいたのです。ソーラーなど、再生可能エネルギーの利用がますます促進されることになるのでしょうが、反面、森林破壊や低周波音による健康被害や環境への悪影響も懸念されています。それは、肉牛、乳牛にとっても同じこと。
<一部引用>
風車から発生する「低周波音」。人体に及ぼす影響とは風車のタワー先端には発電機などを納めた「ナセル」があり、ブレード(回転羽根)とつながっています。風を受けてブレードが回ると、その動きが発電機に伝わって電気を起こします。ナセルからは可聴音が、ブレードからは超低周波音や低周波音が発生します。
低周波音や超低周波音は波長が長いため、数キロメートル離れた場所でも確認でき、広範囲で健康被害を生じる可能性が指摘されています。低周波音や超低周波音による人体への影響として、心血管系(血圧、心拍数など)の変化や、集中力の欠如、めまい、倦怠感、睡眠障害、鼓膜の圧迫感、振動感などが報告されています。<引用終わり>
欧米では、風車が中止、または、洋上風車に転移されているというのに、なぜ我が国では急増しているのでしょう?北海道や青森県の山々にどんどん風車が建設されています。原発の再稼働とともに。貧しい県は、こんな形で国からの補助金をもらうシステム?クリーンエネルギーという美辞麗句の陰で、風力発電をつくるだけで補助金がもらえ、建てるだけで儲かる風力業界の仕組みは怖ろしいと思います。
見上げていると、共鳴振動する聞こえない「危険信号の地鳴り」が、私の内臓や内耳、自律神経に響いてきました。見えないもの、聞こえないものの脅威。縄文遺跡の世界遺産と相対するもの。本県は、いったいどこに向かっていこうとしているのか…。