2007年のこと
海のそばで生まれたせいか、水の神様が身近に感じられる。
漁村では、龍神様をお祀りする神社や祠がたくさんあって、
祈りの儀式が日常的に行われていた。
海から戻って来ないご先祖様を、とても大切に供養していた。
板一枚下が海なんだから、天気のお守りがなければ、とてもじゃないけれど
漁ができなかったわけで。
日本の国土のうちで聖地とされるような山々や湖、海は、
それ自体が龍体であったり、そこに龍が生息していた。
また、それらの聖地を繋ぐ巨大な穴道が地下世界を走っており、
神仏の権化である龍がそこを行き来していたと考えられていた。
各地の龍穴伝承も豊富。龍泉洞など。
地震という文字は雨かんむりに辰(タツ)。
やはり雨と振動は龍の管轄なのだろうか。地震は龍の寝返り。
自然と調和すれば恩恵が。
不調和なら、大きな寝返りも。
龍神様は、頻繁に姿も見せて下さるし、交信もするけれど、
感謝の気持ちがなければ相手にしてくれないところがある。
怒るととても怖い!
今夜の初夢は、龍神様の夢のお告げがありそうな予感がある。
2007年は、私にとって絶え間ない変化の年で、不安定。
自由はピークを迎え、一つの変化が新たな変化を螺旋状のように呼び起こす年。
年末の「フセインの死刑執行」という大きな出来事も、
善悪を超えた、ひとつの宇宙意識をあらわすものと思われる。
一つのサイクルの完結(この世もあの世も含めた)であり、
キーワードは、達成、博愛、包括。
苦悩や無気力というバッド・トリップに取り込められてしまった人々の
意識を変えるべき時。
我欲なれば、大きな損失と失望を経験するのは必定。
「ありがとう」という謙虚な気持と笑顔で、過ごしたい。