ヒラタケとブロッコリーのソテー
鰺の南蛮漬け
ほうれん草&菊の三杯酢
デザート いちじくのコンポート&ヨーグルトシャーベット
足下から寒さが忍びよってきます。
裸足好きな私でも、さすがにソックスなしで床を歩けなくなってきました。
夕食は、いただいたヒラタケのソテーをメインに。
肉厚で炒め物に合うキノコです。噛むとまるで肉みたい。
油物を分解してくれる酵素を持つ、いちじくのデザートでしめました。
飲むヨーグルトに入れても、おいしいですよ♪
キノコを食べる季節になると、昔の「マタンゴ」という映画を
きまって思い出します(笑)
星新一さん原案で、ウィリアム・H・ホジスン 『闇の声』が下敷きになってる。
若い頃の水野久美さんの美しさと、
マタンゴに化した人間の醜悪な欲望とのコントラストが印象的で、
子供心に強いインパクトを残した映画なのでした。
今観ても、あの作品が投げかけるメッセージ は、すごいよ。
昨今の食品業界の、利益優先のスタンスにより、
我々は、すでに「マタンゴ化」されつつあるのではないか。
そういうことを暗示している映画であるように感じています。
特撮監督は、無論、若かりし円谷英二氏。
無人島のマタンゴから、必死で逃げ切った一人の男、久保明氏が
病院の窓から見たものは、
極彩色の都会のネオン・・・まるでマタンゴのような色、
バブル期の浮かれた日本の暗示でもあったのか。(50年前の映画)
象徴的なセリフ。
「みんなきのこになるのよ」
水野久美さんのセリフが忘れられません。
このところ、昔の映画がおもしろい。