東大 薪能
東京大学の構内で初めて薪能(たきぎのう)が行われた。
東大教養学部の創立60周年記念企画の一環として、
9日に東京都目黒区の駒場キャンパスで開催される
「東大駒場薪能」で、本郷キャンパスを含めても初となる。
公演は午後6時スタート。
人気狂言師、野村萬斎の「萩大名」に続いて、
能楽シテ方観世流二十六世宗家の観世清和が
「紅葉狩(もみじがり) 鬼揃(おにぞろえ)」を上演した。
長野・戸隠の鬼女伝説をもとにした演目で、清和以外にも
5人の鬼女役が出演、供女役として萬斎さんも加わる豪華舞台となった。
薪能は、三内丸山の夕焼けを背に「善知鳥(うとう)」以来
2度目。
野村萬斎さんと観世宗家の舞台を初めて見るチャンスを得て
本当にラッキーだった。
台風後の風に燃えさかる薪の炎と
幽玄な世界、豪華な舞台に 酔いしれた。