ナポリタン
またまたパスタランチ♪
保存しておいたトマトソースを使って、
シンプルなナポリタン。仕上げにレモン汁をかけて♪
昔はスパゲティといえば、
ナポリタンかミートソースだった。
高校時代のデートでナポリタンを食べて、口の周りが
ケチャップでまっかに染まり、恥ずかしい思いをした。
大学生になると、フォークとスプーンをセットで使うことを知り、
スプーンの腹でクルクル麺を巻くのが「オサレー」だった。
いつしか
知らないうちに、スパッゲッティは「パスタ」と呼ばれるようになり、
ボンゴレだのアラビアータだのアーリオオーリオだの・・
ペペロンチーノなんて「ぺぺロン」の語感を楽しむために、
わざとペペロンを頼んだりしたものだった。
♪コラソンデメロンデメロンメロンメロンメロンコラソン♪
昔、森山加代子さんの歌った『メロンの気持ち』を連想するんだもの
ペペロンペペロン(笑)
ここクリック→http://www.youtube.com/watch?v=pWXvT7a9sjk
そしたら、
同じように感じていた1人の男性のエッセイを発見して
驚いたのなんの。
クスクス笑いながら読んだ一節は
『私はパスタとの苦しかった戦いを思い出す。
ナポリタンとミートソース、その二種類のスパゲティを
食べ続けて我々は何十年も平和に暮らしてきたのだ。
ところが或る日、カルボナーラとかボンゴレなどというものたちが現れた。
それらはパスタという食べ物だという。
やがてタリアテッレ・ゴルゴンゾーラ とか、
アーリオ・オーリオ・ペペロンチーノなどという
ミドルネームだかをもつものたちが現れたのだ。
私は歯を食いしばって覚えた。
ところが、さらに数年後、
ペンネ、ラヴィオリ、コンキリエ、ファルファッレたちに紹介された。
ショートパスタという一族だ。(後略)』
引用 『君がいない夜のごはん』(NHK出版)著者・穂村弘さん
穂村さんて歌人なんだけど
エッセイがこんなにおもしろいんだっ! おすすめです。