父にお弁当を作っています。毎週月曜日。父の好きなおかずを彩良く考えて工夫をするのもアートの楽しみの一つ。今まで何度お弁当を作ってきたことか。お花見弁当を作って近くの公園に行き、人気のない静かな場所に敷物を広げ、ぼんやり桜を眺めたり水鳥を眺めたりするのが好きです。今はコロナ禍のため、警戒してしまいますが。なんでもないおにぎりと卵焼きと漬物、お茶をポットに入れれば準備万端、上等の幸せ。気の合う人と一緒なら、なおのことハッピーです。かつては愛犬も隣にいたよ…。クロべーは、ウインナソーセージが好物だった。
小林聡美ちゃんの主演映画『かもめ食堂』は、フィンランドで単身、食堂を営む女性の姿を描いています。その中で、おにぎりは日本のソウルフードだというセリフがありました。どストライク。同感です。彼女のおにぎりは、ふわっとしておいしそうだった。飯島奈美さん、最高。私のおにぎりも、好評なんですよ(笑)梅豆板醤。梅干し2個の種を取って豆板醤をまぜて馴染むまで包丁でたたく。なんにでも良く合います。
今日は、月に一度の句会でした。
高点句 クロッカス促音便の軽やかさ
囀りにつつまれながら朝ごはん
雪解けの水のさやめき古墳群
熱く濃い珈琲の湯気春の雲
春の宵少女は髪を切りすぎぬ
空を突く巨大なクレーン鳥雲に
だいたい食べ物系の俳句が多いのが特徴です(笑)
「さやめき」は、作詞家 松本隆氏の著書にあった言葉の引用です。ありがたいことです。日々好日。