メリークリスマス。
静かな聖夜。
この日は、恋人のいない若い子たちにとって
とってもイタイ日なんだそうで。
私のころは、そんなでもなかったなあ。
親と一緒の時は、クリスマスイヴは靴下を置いて寝ると
朝プレゼントが置いてあったし、
学生時代も、都会の中の孤独って感じた記憶がないし。
なんかいつも誰かと一緒だった。友達や恋人。
たとえ、一人の夜だったとしても、今みたいに特別な日とは
あまり感じなかった気もします。
もともと、一人の空間を大切にしたいほうだし。
今は、クリスマスに備えて恋人ゲットするケースもあるとか!?
本末転倒じゃないの?って職場の若い子に言うと
「それだけ、切実なんです!!!」だと。そりゃ、大変だ。
いつごろから、そんなことになったんだべ。
これが、大人のクリスマス!と実感したのは、
20歳くらい年上の職場の先輩(ダンディなおじさま)が、
赤坂のホテルのディナーをごちそうしてくれたこと。
フルコース○万円。
その、すばらしさに酔いしれたもんです。
あのころは、私もまあ、おじさまたちによくしていただきました。
マナーやなんか、たくさんのことを教えていただき、
美術館やらコンサートやら、連れてってもらい
とってもありがたかったあ。
だから、どこのハイソな場所に行っても、たじろがない大人に
なりました。
あの当時、そういう気前の良いおじさんたちに出会えたことは
ラッキーでした。(あちらに下心があったかどうかはともかく(^_-)
いつか聞いたことがあります。
「どうしてそんなに親切にしてくれるんですか?」
「センスの問題だよ~」と、わかるようでわからない答え。
でも、今にして思えば、若い子に新鮮な驚きを提供して、
そのリアクションや喜ぶ顔を見る「大人の楽しみ」もあるんだな、
わかるようになりましたです、ハイ。