汁椀
北海道の竜巻でたくさんの被害が出たそうで
時節の変わり目は、何かと物騒です。
目に見えない力で「生かされている」自分を
再認識しつつ、ともに感謝の心を忘れないようにしたいものです。
さて、今夜は冷え込みますので、
温かい汁椀を 2つ作りました。
上の写真は、知人からいただいた「けいらん」。
もち粉に熱湯を加えて捏ね、かために練り上げた小豆あんを入れて
鶏卵形にし、熱い湯のなかでふっくらと茹であげたものを、
茹で汁ごとお椀に盛ってすすめる、という東北地方の郷土食。
伝統食♪
地方によって、白湯だったり、しょうゆだしだったり、さまざまです。
法事や冠婚葬祭などの時に供されるものでした。
さっそくいただきました!
子どもの頃に一気にタイムスリップして、懐かしさでいっぱいになりました。
とろりとした餅の中の餡が、晩秋のせつない心をときほぐしてくれました~♪
下の写真は、夫が作ってくれた「山のなめ子さん」
天然のなめこは、身も大きくぬめりもつややかで、
のどにしみるくらいの熱さです。
このお味噌汁をいただくと、
多少の風邪なんか、吹っ飛んでしまうでしょう!
つくづく・・・ありがたきもの。
山川草木悉皆成仏(さんんせんそうもくしっかいじょうぶつ)
わたしどもは自身が仏になったとき、
天地も山も川も、草木もすべてがまた仏になると知る、という
日本古来のアニミズムの哲学が思い出されます。
・・・といっても、この思想は、ネイティブアメリカンや
アボリジニにも底通するものだから、「真実」なんだわ・・・