那智大滝
昨日に続いて、今夜もきれいな十六夜。
この美しい夜の光を見ている人が何人いるんでしょうか。
アンデルセンの童話に、『絵のない絵本』という作品があります。
貧しい画家のもとに毎夜月が訪れて語りかけます。
さあ、絵にしてごらん。私が見てきたものを・・・
毎晩月が語る物語を集めた短編集。
ある晩はインドのガンジス河のほとりで、
ある晩はローマの宮殿の廃墟で、またある晩はコペンハーゲンの
家の窓で起こった出来事を美しい風景描写と共に語ります。
そこで起こる人々の祈りや葛藤や苦しみを、月は見てきたまま
画家に話して聞かせるの。
読んでいるうちに、どんどん世界が広がってきて
私と月は、いつしか友達だと思えるようになりました。
そして、体内リズムと「月」の関係の深さを強く感じるようになりまして・・
夜のテレビ番組で、7時から9時まで、日本の良き文化を紹介するのを
やっていました。
敬愛する松岡正剛氏がナビゲートして、熊野古道を散策してらした。
伊勢の滝原宮は 熊野と伊勢を結ぶ旧街道沿いにあり、
皇大神宮(内宮)の別宮で「遥宮」とも「元伊勢」とも呼ばれる古社の
すばらしかったこと!
「ああ、こういう精神文化をテーマにしたゴールデン番組を
テレビでやるようになったんだ・・いい兆候だわ~~」と思いました。
今までだと、この時間帯はこういうの取り上げなかったもの。
しかも松岡正剛氏!!
時代が変わりつつあるな~~♪
日本古来の精神性。真善美。神仏習合。山川草木に宿る魂の尊さを
気づく人たちが、もっとたくさん増えますように。
フラジャイルなものにむける「やさしいまなざし」を
松岡氏の中に見ました。
あ !
来年あたり、那智大滝を拝観に行こうと思います。('-'*)