narinattaのスイートプラン

気ままなライフ日記

天然鮎の塩焼き

春告魚(はるつげうお)と言うと、この辺では「にしん」。スーパーで生のニシンがたくさん並んでいました。旬のものを食べると、季節を先取りした新鮮さが感じられて、いつも意識していますが、もその一つかしら。ハラワタの「苦味」が好き。天然の鮎は、川底の石に付いている水苔を食べているので、スイカやきゅうりの香りがふわっとします。養殖の鮎は、魚粉で育つので残念ながら苦みはイマイチ感じられません。今回は、「はじかみ」を添えてみました。古来日本では生姜や山椒など「歯で噛んで辛いもの」全般を「はじかみ」と呼んでおり、それに中国語で生姜を表す「薑」または「椒」という字が当てられました。

焼き魚には、よくはじかみの甘酢漬けが添えられますが、これは焼き魚に紅白の彩りを加えるだけでなく、口直しの意味もあります。はじかみのピリッとした辛さと甘酸っぱさが魚の臭みを消してくれるうえ、脂っぽくなった舌をさっぱりさせてくれます。最初に食べるのではなくて、お魚を食べ終わってから、いただくのがマナーなんですって。いろいろなお作法があるものですよね~。


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付け合わせは、大根のおろし和え・春菊の胡麻和えです。ようやく春菊が安くなりましたが、戦争の影響で原油が高騰するので、また逆戻りですよ。全く、あの国もこの国も無益な戦争をなぜ続けるのか…軍需産業で儲かるから、株のインサイダー取引で某米大統領の部下らも一夜にして巨万の富を得ているのですから、やめられないのでしょう。