けろり、さらり
少女時代は、ぼうっとしていた。
「いつも、遠くを見てる目だね」
友達にも言われて、親にも「心ここにあらずだ・・」と
ため息をつかれた。
当然、興味のないことには全く頭が働かないから、
数学や物理の授業や、体育のマット運動なんかはもう~苦行そのものだった。
「早く大人になって、好き勝手がしたいな~」と思った。
大人になって、ワンホールのケーキ(イチゴ付き)まるごと食べる!!
なんて決めてた子どもも、大人になれば
おいしさは「丸ごと」ではないことにも気づき、
なんだかもう、別な色っぽい秘め事に心奪われていたりするわけだ。
人生○十年なんて、悟っていた昔の人よりも
だいぶ幼稚化しているな~今の大人(←思いきり自分のこと)。
それが「若さ」というものさと、前頭葉をごしごしさすって、
今日も行く行く、ゴーイングマイウェイ。
あんだけイヤだと拒絶した物理学も「量子学」や「クオリア」といった
極めて私側に近いジャンルがあることを知り、
数学も『博士の愛した数式』なんてのを読むと、なんだ!
数式は神様が創ったもの?!となれば、全然こっち側じゃん。
じゃ、教え方が悪かったのかね。
それとも、受け取る側が、あんぽんたん だったのかね。
自分の心に「ハードル」をつくりさえしなければ、
もっと理数科が好きな子でいられたのに・・・
私、つくづく思うわ。
今の脳年齢で、高校生だったら
どんなに充実した 輝く時間を過ごせただろうかって。
あのときは、ホ~ントにバカ女だった。
なあ~んもわかっていなかった。
人にはそれぞれの「人生の数式」があるようだ。
マイナスに見えた時間も、マイナス×マイナス=プラスに転じるかもしれない。
神様の手帳には、なんて書いてあるんだろう。
自分でハードルをつくって「収束」したくないなあ~。
「これから これから」
シンプルライフをモットーに、
けろり さらりと楽しんでいきたいな~。