暮らしのなかに、ハレ(晴)とケ(褻)があります。
非日常を ハレ、 日常を ケ とすると
現代は古来からの伝承文化が希薄になって、
その境が曖昧になってきた感じはありますが、
年度替わりの、歓迎会や送別会における宴会料理などに
ハレとケを、実感する場面があります。
明日・明後日と宴席が続きますが、
どんな豪華な料理が出ても、
ウチで食べる「目刺し」には、かなわないな~と思ってしまうのは
「奢り」でしょうか。
お互いにリラックスして親しめる集まりとそうでない集まりとでは
食事を共にする「意味合い」が違ってくるような気がします。
子どもの頃、父が飲み会で遅く帰ってきて、
母にお茶漬けを作ってもらって食べるのを見ながら、
「なんで、宴会のごちそうを食べてこないんだろう?」と
不思議に思っていましたが、
今になって始めてわかります。
父にとって一番おいしいのは母の「お茶漬け」だったということを。
なんでもない暮らしの食事が
実は最高なんですね♪
目刺し・・・うまっ (^O^)