narinattaのスイートプラン

気ままなライフ日記

ようやく

ようやく年賀状をポストに投函してきた。
毎年のことであるが、なかなか余裕をもって書き終わることができない。
やめようとも思ったりするが、お互いに生きている証みたいな役割もあるので
やっぱりやめられない。
郵便局からの帰り道、夜の赤信号と街頭に照らされた雪道の幻想的な美しさ。
蒼さ。白い道の蒼さ。
うっとりしながら歩く。生きているのが現実か幻か。
2012年もどうやら無事に生きられた。マヤ暦ってなんだったのか。
 
帰りがけに立ち寄ったツタヤの店員さんとも笑顔でアイコンタクト♪
るろうに剣心』と『さまぁ~ずさまぁ~ず最新版』を借りて帰った。
『さまぁ~ず』はいっつも人気があってレンタル中だったから、ようやくゲット!
彼らの自然体の笑い、大好き。
 
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映画にも行きたい気持があるけれど、年末の殺気だった車の波に怖じ気づいて
ちょっとためらっている。
レ・ミゼラブル』が大評判らしい。『ホビット』にも惹かれる。
基本的にミュージカルやオペラって、生で観た方が断然いいと思う。
若い頃は、『ウエストサイド・・・』『サウンド・オブ・ミュージック』はもちろんのこと、
しかし・・・日本のミュージカルってどうなんだろう。
宝塚以外は見たことがないのであまり言えないが、劇団四季などのミュージカルって
どうなんだろう?
お正月と言えば『男はつらいよ』が定番で、観客と一体化した映画館の空気を思い出す。
今、喜劇映画というものがなくなってしまって、寂しい。
昔の喜劇映画の傑作といえば、社長シリーズ。森繁久弥さんはじめそうそうたる芸達者の役者さんが
勢揃いして、良く笑わせてくれた。(時々BSでオンエア)
私は、お祖父さんっこで、子どもの頃、祖父の友人の「文化座」という映画館に入り浸っていた。
2階席の桟敷に陣取って、毎日のように股旅物、任侠物、日活の裕次郎さん、小林旭さん、ひばりさん、
森繁の社長シリーズ等を、ほおづえつきながら鑑賞し、終わると
階下の「文化食堂」で、支那そばをすすって家路(祖父の家)につくという極楽トンボ少女だった。
お金など払ったことがない。祖父の顔でなんとかしてたんじゃないだろうか。
だから親の家には行きたくなかった。厳しくてうるさいから。
祖父は叱らないし、なんでも好きにさせてくれたから大好きだった。
週刊文春に連載の小林信彦氏の映画評で、時々昔の邦画の話が載ると、
ああ、そうだった~っと、おおむね共感する。洋画は上映していなかったな、文化座。
あの映画館通いの生活は、私の黄金時代だった。
思えば、あの頃から「1人遊び大好き少女」だった。今と同じだ。
あの暮らしがずっと続けば、映画評論家になれたかもしれないw
それからまもなくして、
父の転勤でT市に移住することになり、映画館も年に数回行くだけになった。