地元にいながら一度も見たことがなかったのは、ひとえに人酔いが嫌いだからです。
見たいと思ってもいたので(結局反対派が騒いでボツ)ラッキーにも招待券をゲットしました。
一般人として行くと、人の行列の多さに圧倒され、しかもゲート内を延々1時間も歩くことになります。
それでも全国から年に1度のこの日を待ちかねて集まってくるファンの多さ。
車のナンバーを見ると、静岡だの大阪だのもう大変なものです。
昨年も一昨年も雨で中止になったから、今年の秋晴れを待ち望んでいたのでしょう。
格納庫でのレセプションにも列席しましたよ。 立食で疲れました。
自衛隊OB会のグループに入り、航空隊の話をいろいろ聞きながらランチをいただきました。
免税ショップもあるけれど、混んでいるしファーストフードばかりでまずそう・・。
米国菓子の歯が浮くような濃さ、慣れません。(>_<)
食事をすばやく済ませ、1時半からのブルーインパルスのための席を確保しに外へ。
VIP席は椅子が用意してありましたが、何しろ暑い暑い! 光線が左ほほのシミを攻撃してきます。
トイレも仮設でしかも洋式ではないし、行列に加わるのがイヤで、極力水物を控えていました。
さいわい、水筒持参だったので、ハンドタオルに冷水をつけて、うなじに巻き、熱射病を防ぎました。
私の後部座席に座っている若者2名が、ブルーインパルスの強烈なファンで、いろいろなことを教えてくれました。耳をダンボにして聞いてた私。
大震災では、宮城の松島基地に配備される航空機で無事だったのは、展開中だったブルーインパルスの機体だけであったことや、今回は6機全部の飛行が見られるのはとてもラッキーなことだの、パイロットはエリート中のエリートで、2、3年で新しいメンバーに交代するシステムだの、身体にかかる負荷がものすごいので、長年できるものではないのはわかります。
私は以前、自衛隊の就職指導に関わっていたことがあり、戦闘機に乗る人の着るGスーツを着用したことがあり、その半端じゃない重さと、シミュレーション画面を通して3D酔いを体感したり、どっちが空か海かわからなくなる天地経験をしたので、並みの精神力や身体能力では まずお話にならないことを知っています。
憧れだけでは ドルフイン・ライダーになれるものではありません。
さ、いよいよスタートです。
入道雲がセンターにあり、邪魔だと思っていたのですが、始まる頃に不思議に消えていて、
それは感動的な空の色になりました。
うまく撮影できないスピードに、夢中でシャッターを押しました。
ショーを終えて降り立ったイケメンパイロットの勇姿にうっとり。♥。・゚♡゚・。♥。・゚♡゚・。♥。
オバパワーを発揮して♪゜・*:.。. .。.:*・♪ 過酷すぎる訓練に耐えた青年の凛々しさって言葉になりません。
通常の戦闘機より一回り小さい練習機です。1機約40億円。機体価格が40億×6=240億円くらいです。
失敗は許されません。完璧な空中演技が求められるのです。操縦技量が優れていること、高度なチームワークが要求されるために協調性があることが条件。大変な人たちです。単なるアクロバットとはわけがちがうのです。
ドルフィンと呼ばれるあの機体の美しさときたら!
特に腹部のデザイン、、いったい誰があのデザインを描いたの?!
腹部は自分では撮影できず、画像を拝借しました。↓ 背面飛行は 肉眼で追うのが精一杯です。
帰りが行くよりも大変。ゲートで何度も停止され、迂回され渋滞につぐ渋滞で。。。。
もういいわ一度で。 車が空くまで、姉戸川温泉でしばらく憩ってから帰宅しました。やれやれ。