narinattaのスイートプラン

気ままなライフ日記

おじや

行きはよいよい、帰りは雨でした。
明日もまた授業をしてから、11時くらいに出張するので天気が心配。
なぜ今年は午後から審査会なんだろう。毎年一日がかりでそれでも帰りが遅くなるのに。
私の時は、こんな設定はしなかったのに。
明後日も宿泊する人は、何時でもかまわないんだろうけれど、日帰りの人のことも考えてほしいわ。
大雨だと、反射して運転しにくいのだもの。特に夜間は。 いやだな~。

今日は大人の作品審査会。
中に、特別寄稿をお願いした某大学教授の原稿を読ませてもらいました。
米国人で日本人の奥さんがいて、ドナルド・キーン氏みたいにずっと日本に暮らしてて、
日本文学の翻訳本も(谷崎潤一郎太宰治遠藤周作新田次郎など)出版されている方なんだけど、
日本語って敬語が多いじゃない? だけどその微妙なニュアンスが、あまりよく理解できてないみたいで、
部分的に、変な文章になってるの。 無理もないけれど。
ノーベル賞を受賞した川端康成氏『雪国』は、よほど日本文化や日本語を熟知した方が翻訳されたんだろうな。
村上春樹氏が、毎年候補になっていながら逃すのは、ま、いろいろ理由はあるだろうけれど、
翻訳家の力量(センス)というのもその一端じゃないかと察するわけです。

注目すべきはカズオ・イシグロ
日本人でありながらイギリス国籍で、英文学で日本人(基底)の繊細な感性を表現なさってらっしゃる。
日本人で日本人でないというアイデンティティーこそが、彼の文学の根幹を形成するもので、
ああいう作家がノーベル賞をとるんじゃないかな。 変な翻訳されないから。 自分で英文書くんだもの。
私は彼の作品が好きで、映画化されたDVDを全部買いました。実にいい。

明日も出張なので、このへんで。 寒くて、油断すると風邪引きそう。
夕食は、先日の鶏鍋の出汁で、おじや。
身体がほかほかあったか~い。

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