映画『アオグラ』
『四月になれば彼女は』の著者 川上健一氏
11月30日に『アオグラ』という映画を見ました。
キャストは、
内田 朝陽 / 橋爪 遼 坂本 真 徳山 秀典 大口 兼悟 荒川 優 /
阪田 瑞穂 / 原田 龍二(友情出演) 渡辺 哲 高橋 ひとみ
(敬称略させていただきます)
http://movie.goo.ne.jp/contents/movies/MOVCSTD9645/index.html →映画紹介サイト
これから順次全国ロードショーというわけなので、詳しくは言えませんが、
とってもおもしろかった!
です。
で、以前からアポイントメントをとりまして、12月1日に運良く
川上さんにお会いできました♪
2年後のイベントに、講演をお願いするためです。
川上さんは、77年『跳べ、ジョー! B・Bの魂が見てるぞ』
で、第28回小説現代新人賞を受賞し、作家デビューなさいました。
スポーツ小説を中心にした独自の作風に注目されましたが、
1990年『雨鱒の川』刊行後体調を崩し執筆活動から遠ざかっていました。
2001年、11年ぶりの書き下ろし小説『翼はいつまでも』で
第17回坪田譲治文学賞を受賞。
その後、
『ららのいた夏』集英社文庫
『ふたつの太陽と満月と』集英社文庫
『虹の彼方に』集英社文庫
『地図にない国』双葉社
『ビトウィン』集英社
『四月になれば彼女は』実業之日本社
他にも連載エッセイなど多忙な執筆活動に追われる日々で、
昨日お会いしたときも、年末進行のため明け方まで執筆なさっていたことを
知り、お会いできたことは本当にラッキーでした♪
高校生の輝かしい時代をピュアなタッチで描けるのは、
川上さんだけだと思います。
殺伐とした今の時代から「目をそむけたい大人」が
ノスタルジックに、昔の青春グラフィテイに 浸ってるだけの
川上健一ワールドではなく、
作品に満ちあふれているユーモアと若者特有の哀しみは、
いつの時代の若者にも共通するものです。
夢をあきらめ、無為な日々をすごしていた主人公沢木圭太が、
八甲田山を望む春まだ浅い故郷の街で経験した、スリリングな二十四時間。
人生の岐路に立つ若者群像をヴィヴィッドに描き出す、名手待望の自伝的長編です。
映画に出演なさった俳優さんたちも
とっても魅力的で、良かった!!
胸に残る「せつなさとあたたかさ」は必見の価値があると思います。
川上健一さんに、直接お目にかかるのは、
これで3度目です。
お会いするごとに、人間的な魅力にどんどん引き込まれていきます。
まったく飾らない、自然体の物腰。それでいて、シャープ。
野球選手でしたから、長身~!
テレビドラマや映画のオファーなど 今後見逃せません。
また、来年2月から、某月刊誌に連載なさると聞いて、
楽しみが増えました。
本当にありがとうございました!!