narinattaのスイートプラン

気ままなライフ日記

5月6月

教室に近き向日葵まづ咲きぬ

雲の峰投げ出す足の白さかな   (くものみね)

梅雨寒や人影うごく焼却炉     (つゆさむ)

短夜や帆船瓶を抜け出せず    (みじかよ はんせん びん)

短夜やエミシの村の一揆の碑   (いっき ひ)

草いきれここより先は線路なし

五月雨髪の匂ひの定期バス   (さつきあめ)

勾玉は胎児の形祈雨の舞    (まがたま たいじ きうのまい)

水羊羹余白の埋まる世迷言  (みずようかん よはく よまいごと)

フキ味噌は母の直伝母の味 (じきでん)

人体は一枚の皮膚更衣  (ころもがえ)

ランナーのふと立ち止まる代田かな  (しろた)

まっすぐに農道つづく代田水   (しろたみず)


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     キャベツとふきのとう佃煮炒め