narinattaのスイートプラン

気ままなライフ日記

落葉のコンチェルト

落葉の季節になりました。

10年くらい前に 意訳した曲の過去記事があったので再度アップします。

 

落葉のコンチェルト(narinatta訳詞)


街はさざなみ 乾いた落葉の風
僕は窓辺にたたずみ手をふる君の背中を見つめてた
テーブルに指輪とバラの香り


風も空も落葉とともに色あせて
君を変えてしまったんだね
腕をすり抜けて・・・

街は イルミネーション


(間奏)


ビルのあいだに黄昏が広がり
ふるえる手をポケットに入れ
にぎやかな人波を避ける僕を
包む乾いた落葉


やがてこの街も白い雪に
抱かれて やさしさをはぐくむだろう


濡れた舗道に
君の住む街に
星の下
愛を追いかける僕に・・


風も空も落葉とともに
色あせて君を変えてしまったんだね
つないだ手を離して・・・

街は イルミネーション


ダ・ダ・ディ・ディ・ディ・ディ・・・ (終わり)

 

 

今朝は、寒いので暖房をつけました。

こうして季節は変っていきます。70年代の楽曲は、心にしみます。

先日、子どもの学習支援に行くと、小学6年の女子が、「枕草子」の

「春はあけぼの・・」の章を一生懸命暗記していました。

明日、暗誦テストがあるんですっって。

古文を習っていないのに、もう暗誦させるんだ・・

これって高校1年がやる教材だのに。

どんどん進んでいるんだね、今の子どもは。 (学習風景)

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で、枕草子に戻ります。

【秋は夕暮れ。夕日の差して山の端いと近うなりたるに、烏の寝所へ行くとて、三つ四つ、二つ三つなど飛び急ぐさへあはれなり。まいて雁などの連ねたるが、いと小さく見ゆるは、いとをかし。日入り果て、風の音、虫の音など、はた言ふべきにあらず】

 

これ、2020年10月現在の景観とまるで同じじゃないですか。

もう、三度も見たよ、Vの字になって数羽の雁が渡っていくのを。

美しい夕焼けの山並みも。秋風の音も、虫の音も。

日本の国を「まほろば」と称しますが、本当に時空を超えて

こういう美しさを、見せてくれる国って他にないと思います。

「愛」ってこういう自然の恵みも含まれるんだなって。

愛する人の心のあたたかさも、秋なればこそ、いっそう心にしみるのです。

 

渡る雁の声は、切々と愛を求める声に似てるって、今思った。

 

(注:まほろは、「素晴らしい場所」「住みやすい場所」という意味の古語。) 

 

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紅玉とトマト、きゅうりのマヨネーズ&静岡産のわさびドレッシング和え

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牛肉とたけのこ、セリの汁もの。長芋の乱切りと食用菊の紫蘇ドレッシング。卵焼き。