『俺は、君のためにこそ死ににいく』
朝食を夫と共にとって、
午後は、以前から見たいと思っていた映画を見に行きました。
雨の日曜日は、郊外の大型店って混むんだね~。
車を駐車するの大変だった・・
で、映画なんだけど、
鹿児島知覧の特攻隊の若者と、食堂を営む鳥濱トメさんとの交流を
描いた作品なんです。
以前、本を読んで「映画化されるんじゃないかな~」と思っていたら、
やはりそうなりました。
タカ派と言われる石原都知事の脚本で!
なんたることか、と戦争賛美になるかと懸念しましたが、
そうではなかったので、ホッとしました。
ま、見る人の立場で、賛否両論があるでしょうが・・・
私は、隊員から「お母さん」と慕われた女性の視点から
当時の若者の悲哀と強さが、純粋に描かれていると感じました。
既に負けることを見越していた日本軍の、
「負け方の美」「喧嘩にも負け方がある」
「一億総特攻の先駆け」「連合軍へ本土上陸を困難と見せるために」
「国家の体面」などの大義名分で編成されたのが特攻隊でもあったとは。
途中エンジントラブルで帰還した特攻隊員に対して
上官はなんと!!
整備兵に、彼らに「帰還の口実」を与えないように
明日までに再整備せよ、と叱責するシーンに愕然としました。
特攻とは、志願という名目の「命令」だったのです・・・
映画館は「パイレーツ・オブ・カリビアン」で行列。
こちらの映画は、余裕で座席をゲットしました。
戻って病院に行き、夫と夕食。
映画談義に花を咲かせました。
戦争は
二度とごめんです。
映画館のそばの
昔懐かしい、駄菓子屋さんのテナントに
こどもたちが、ごったがえしていましたので
写真に撮りながら、
今の平和は、当時の若者たちの「祈り」の上に
築かれたものだと 痛感します。
黙祷。